出版社内容情報
辻 昶[ツジ アキラ]
著・文・その他
丸岡 高弘[マルオカ タカヒロ]
著・文・その他
目次
1 ヴィクトル・ユゴーの生涯(砲声と軍馬の蹄の音のさなかに;王政復古と文壇への登場;栄光と挫折;クーデターに抵抗して;共和主義のシンボル)
2 ヴィクトル=ユゴーの思想(文学の解放―ロマン主義の文学理論;社会参加の文学;政治の季節―一八四八~五一;神秘思想と巨大な作品群)
著者等紹介
辻昶[ツジトオル]
1916(大正5)年東京に生まれる。東京大学文学部フランス文学科卒。東京教育大学名誉教授。フランス政府より教育文化功労勲章を受ける。2000年逝去
丸岡高弘[マルオカタカヒロ]
1952(昭和27)年京都府に生まれる。東京大学大学院仏文科修士課程修了。現在、南山大学教授。1981~86年、パリ大学に留学。パリ第三大学第三課程博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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James Hayashi
25
当時は姦通罪もあったが、ユゴーは第3夫人まで持っていた。これ程精力的に生きた著者ゆえ多くの名作を生み出したのであろう。時代的にはフランス革命の直後に生まれ、ナポレオンの活躍した時代から王政復古へ。詩を始め、小説などで民衆に多大な影響を与えたと見られる。長年の離島での生活であったが、精神的には自由闊達に生ききった文豪。レミゼラブルは1巻でギブアップしたが、また読みたくなった。2018/10/14
飼い猫
0
ユゴーの生涯とその思想が分かりやすくまとめられている。2015/06/10
★320★
0
レ・ミゼラブルを読みながら、フランス史もユゴーの思想の基本もわからず、読み方がわからなくなってきたので背景を勉強しようと古本でゲットして読みました。 大学の教科書で使われるような内容とのことで、ユゴー入門編としてはとってもわかりやすかった。伝記編、思想編とでも言える構成で、そういう背景がそういう考えに傾かせて、こういう思想を唱えたのか!と自分の中のユゴー像に筋が一本通った感じがしました。 とてもいい教養を得られた満足感が高かった読書でした。2023/07/27