出版社内容情報
林 道義[ハヤシ ミチヨシ]
著・文・その他
目次
1 心はもう一つの現実
2 ユングの人となり―両面性
3 ユングとフロイト、そしてタイプ論
4 人格の危機と統合―個性化
5 自分の宗教・自分の神話
6 文明批判とナチス論
7 ユング思想の特徴
著者等紹介
林道義[ハヤシミチヨシ]
1937(昭和12)年、長野県に生まれる。東京大学法学部卒。経済学博士。元東京女子大学教授。深層心理学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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morinokazedayori
16
ユングの生い立ちについては初学者にも分かりやすく書かれていて、ユングに親しみがわく。治療者としてより、思想家としての側面が強調されているように思う。著者自身もあとがきで述べているが、宗教・神話などの項目については難解だ。背景について学んでから再読したい。ユングについて更に学びたくなった。2018/03/23
😍
0
例えば熱された鉄板に触れてしまったら誰もが反射的に手を引く、そのように人の身体はできている。ごく普遍的・根源的な無意識というものも、同じように遺伝子に刻まれているのかもしれない。 集団的無意識–元型の話は物語の分析に大いに役立つだろうし面白かった。流行りきったタイプ論にも少し触れられていて、そもそもユングが内向的/外向的性格をどのように定義していたのか知ることができた 夢の話が多かったりしてそれってあなたの感想ですよねと言ってしまえばそれまでな話だけども、ユングは誠実な人だったんだなあと思った2025/08/24
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