出版社内容情報
山田 英世[ヤマダ ヒデヨ]
著・文・その他
目次
1 ベンサムの生涯(孤独な「哲学者」;波乱の青春;みのり多き時代;隠者の夕暮れ)
2 ベンサムの思想(功利の原理;政治と教育;経済思想;アジアとベンサム)
著者等紹介
山田英世[ヤマダヒデヨ]
1921(大正10)年長野県に生まれる。東京文理科大学卒。秋田師範教授、新潟高校教諭、愛知教育大学教授、筑波大学教授を歴任。1982年に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うえ
5
1967年刊。「ベンサムよりもすこし先輩のアダム・スミスは、やはりオクスフォード大学で学んだのであるが…ヒュームの『人性論』を大学で読んでいるのを寮監にみつけられ、思想的に危険な書物だと…本をとりあげられてしまったという…イギリスの歴史家で…有名なギボンもまたオクスフォードに失望した一人である。スミスやギボンにとって魅力のなかった大学は、ベンサムにもまた幻滅の場所にほかならなかった。…かれが大学についてのべ…「虚偽と偽善‐これがイギリスの大学教育における唯一の最も確実な効果だということがわかった」という」2025/04/17
FUJI燦々
1
福祉哲学を学ぼうとした際に、それまでの流れを知る為にベンサムの功利主義をサラっと学生時代以来に触れたのですが、その際に凄く興味が出たので、この本でもう少し深く学ぶ事にしました。功利主義は日本語訳の字の雰囲気からか、誤解される事も多い考えですが(私もかつて誤解してた)、本当に真理に迫った実用性の高い考え方だと思います。新自由主義的考えと福祉の目指すものがぶつかる局面の多い昨今ですが、功利主義と限界効用を活用した福祉理論なら、新自由主義とも有る程度妥協点を見出せるのではないかと思いっています。2018/11/01
h1r04
1
新しい本かと思ったらめっちゃ古い本だったーーーー2017/09/25