Century Books 人と思想 173
キケロー

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784389411732
  • NDC分類 131.8
  • Cコード C1310

内容説明

本書はキケローの生涯と思想を述べることを通して、キケローの現代的意義を見出そうとするものである。

目次

1 キケローの生涯(若きキケロー;政務官職の道;執政官時代;キケローの追放と帰国 ほか)
2 キケローの思想(国家哲学・法哲学;ギリシア哲学との対決;キケローの哲学的形成懐疑主義と教説(定説)主義の狭間
歴史家としてのキケロー ほか)

著者等紹介

角田幸彦[カクタユキヒコ]
1941(昭和16)年、北海道小樽市に生まれる。東京教育大学(現筑波大学)文学部哲学科哲学専攻卒業。同大学院博士課程修了。1983~84年、ドイツ・テュービンゲン大学留学(哲学、西洋古典学)。1997年、マールブルグ大学で研究(西洋古典学)。文学博士。現在、明治大学教授。専攻はギリシャ・ローマ哲学、政治哲学、歴史哲学、景観哲学
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tieckP(ティークP)

3
名著と言っていいと思う。キケローの生涯を前半で、思想・哲学を後半で扱っているが、とりわけ前半の出来が良く、読むうちに、カエサルの敵として不当に扱われていた彼の、ヒューマニストとしての偉大なる姿に魅了される。哲学的には折衷的とも言えるが、その折衷において彼がしっかりと整えたバランス感こそが魅力であることが重ねて述べられ、ともすると独創的な哲学者を称えがちな自分を省みさせられる。2011/10/11

SK

2
218*この前、キケローの『老年について』を読んだので、伝記も読んでみた。著者のキケロー愛が熱い。ページ数も、人と思想シリーズにしては厚い。キケローが、ルネサンスやマキャベリ、18世紀のフランスやミル、オルテガなど、幅広い影響を与えているとは知らなかった。モムゼン、カルコピーノという2人の学者によって、キケロー像は貶められていたそうだ。もう少し冷静にキケローについて書いてある本も読みたい。2014/11/07

mosao82

2
序盤はキケロの生涯、中盤はキケロが影響を受けたもの、後半はキケロが後世に与えた影響について。名著

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