内容説明
19世紀から20世紀にかけて活躍したイギリスの小説家・詩人トマス・ハーディ。貧民に同情し、権力者や政治家、そして階級社会を批判し、特権階級に怒りを表す。自然を愛し、大地の上で働く人たちに愛情を寄せた彼の思想を探る。
目次
1 トマス・ハーディの生涯(生い立ち;ロンドンでの修業;コーンウォルの恋人;小説家としての出発;故郷を小説の舞台に ほか)
2 トマス・ハーディの思想(真実を凝視する作家;キリスト教に対する懐疑;特権階級批判;ヴィクトリア朝の偽善に対する反発;社会的弱者への同情)