内容説明
D・H・ロレンスは、わが国では、『チャタレー夫人の恋人』の作者としては知られているが、その生涯や思想について十分に知られているとはいえない。本書では、その思想がどのようなものであり、それがどのようにして形成されてきたかを、できるだけわかりやすい言葉で述べてみた。
目次
1 D・H・ロレンスの生涯(ロレンスの生きた時代;生い立ち;作家としての出発;新しい女性との出会い;大戦の渦中で;地霊を求める旅;ヨーロッパに戻って)
2 D・H・ロレンスの思想(生命主義;キリスト教批判;性の浄化;社会体制批判;ヨーロッパ文明を超えて;人間は万物の尺度ではない)