感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大竹 粋
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重田さんの社会契約論を読んでルソーという人にとても興味がわき、告白を読む前におさらいとして拝読しました。とてもわかりやすくおそらく高校生くらいを想定した平易な文章でわかりやすかったのですが、やはりルソーを味わいたく、次に告白に行きます。 ルソーが生身の人間として感じたところはとても共感ができるのですが、たどり着いた政体論、教育論、男女についてなどさまざまに考えさせられる点がありました。 2014/05/27
ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き
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単純ながら、ルソーと言えば性善説というイメージがあったのだけど、それがなぜジャコバン派に影響を与えたのか、最近ちょっと知りたくなった。それで、ずっと積ん読されていた本だけど、手始めに読んでみる。それに関しては直接的な説明はないものの、推測ながら大体理由が分かった。それにしても、エミールで実親による教育の重要性を説きながら、いくら当時の風潮とは言え、貧乏を理由に自分の子は全て孤児院に捨ててしまうとは矛盾の多いすごい人だという印象が残る。古い本なので、今度は比較的最近書かれた本も読んでみようと思う。2012/09/29
Nozomi Fujimoto
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言葉にして欲しかったモヤモヤが、全て言葉になっていく爽快感を感じました。私はほんと出逢えて良かったです。何かの節や壁にあたったとき開こうと思える本です*2012/10/26
Sho Tokuhira
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世界的に有名な思想家でも、いい年になるまでプラプラしていたんだな、と妙に自信がつきました。本の内容はわかりやすかった。2012/04/08
メルロ
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とても読みやすい文章で面白かったです。音楽が全然できないのに音楽教師を騙り、ボロが出て泣きながら白状したら何となく上手くいったエピソードがめっちゃ好き。でも才能の無い奴に芸術や学問をさせるなというのは残酷だなぁ。まあ建前上は自由にできるのに結局挫折したりやめさせられる自由主義社会もそれはそれで残酷なんだけど…2020/08/10