出版社内容情報
イタリアワインを海と山の産地に分けて、各地を代表するワイン114本を例に味わいの特徴をわかりやすく解説。海・山をベースに各地の気候や土壌、品種特性を重ねていくと、イタリアワインの全体像が見えてくる。ワイン製造にまつわる概論と銘柄解説の2本立てに、土壌分布などの地図を加えて総合的な理解に役立つ内容をめざした。著者は、かつて日本とイタリアでソムリエ経験を積み、現在はイタリア在住のワインジャーナリスト、中川原まゆみ氏。難解といわれるイタリアワインを、画期的なアプローチで紐解く待望の入門書。
◎目次より
イタリアワインを知る手がかり/風土を反映する味わい/海のワイン/山のワイン
【Capitoro1】イタリアワインを知る(基礎知識編)
1、ワイン概論…ワインはどのように造られるのか/ワインの味わいを決めるもの/「コラム:熟成したワインからわかる、ワインの本質」
2、自然条件…土壌=土壌分布図=/地勢、気候
3、栽培法…仕立て/植栽密度/収量/樹齢/「コラム:栽培環境とヴィンテージの関係」
4、ブドウ品種…白ブドウ=品種分布図=/黒ブドウ
5、醸造…醸しと発酵/熟成/「コラム:ワインの個性を決めるもの」
6、ワインの種類…発泡性ワイン/白ワイン/ロゼワイン/赤ワイン/甘口ワイン
【Capitoro 2】テイスティングとラベルの読み方
1、テイスティングの仕方…色調/香り/味わい/「テイスティングからワインを考える」
2、ラベルの読み方 =県名略称一覧=
【Capitoro 3】イタリアワインを知る114本
海のワイン42本/山のワイン72本(製法&産地解説:アマローネとリパッソ/バローロ/キアンティ・クラッシコ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ/タウラージ)
【Capitoro 4】イタリアワインQ&A ワインindex
【著者紹介】
中川原まゆみ(なかがわらまゆみ)イタリア・ボローニャ在住。ワインジャーナリスト、コンサルタント。東京とイタリアでソムリエの経験を積み、イタリアソムリエ協会(AIS)でソムリエ・プロフェッショニスタの資格を取得。著書に『土着品種で知るイタリアワイン』(産調出版)、『イタリアワイン・スタンダード110』(インフォレスト)。
目次
1 イタリアワインを知る(基礎知識編)(ワイン概論;自然条件;栽培法;ブドウ品種;醸造;ワインの種類)
2 テイスティングとラベルの読み方(テイスティングの仕方;ラベルの読み方)
3 イタリアワインわ知る114本(海のワイン;山のワイン)
4 イタリアワインQ&A
著者等紹介
中川原まゆみ[ナカガワラマユミ]
北海道出身。イタリアソムリエ協会(AIS)認定ソムリエ・プロフェショニスタ。ワインテイスター。東京で音楽関係の仕事に就いた後、1994年、趣味が高じて東京・中目黒にエノテカ・オステリアを開業。ワインの買い付けで頻繁にイタリアを訪れる中から、ワインへの探究心が高まり2001年、店を閉めてイタリアへ移住。イタリアソムリエ協会の資格を得て、1800アイテムのワインリストを揃える「リストランテ・パオロ・テヴェリーニ(エミリア=ロマーニャ州)」にソムリエとして従事。ソムリエ業の傍ら、ワイン雑誌やネットに寄稿を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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