内容説明
これからは競合他社に対する「差別化」ではなくて、わが店のポリシーと顧客のニーズに合ったオリジナリティをつくること、つまり「個性化」が大切になってきます。生活者、お客の欲しくない品揃えでは、いくら商品を改善したところで、それは単なる「改廃」にすぎません。小手先の改良ではなく、根本的な革新が迫られているのです。お客のライフスタイル、生活シーンを想定し、何が必要か、どんな品揃えが喜ばれるのかと考えて、まず仮説を立てて品揃え、売場づくりを考えることが必要なのです。仮説ある売場があってこそ、POSデータがはじめて「生きた情報」になるわけです。
目次
第1章 お客に「聞こえて」「見えて」「味わってみて」「リピートがあって」こそ商品だ
第2章 マスを相手にする時代は終わった―「心理不況」によるマーケット全体の変化
第3章 食マーケットはこんなに変化している
第4章 お客の顔が見える店―この店の元気
第5章 「買い手市場」に求められる商品政策
第6章 「おいしさの革新」が新しいマーケットを創る
第7章 顧客創造が店長の仕事
第8章 HMRの本質って何だろう―食の深化を見る