出版社内容情報
志摩観光ホテルの料理遺産と進化する伊勢志摩ガストロノミーのすべて
「地域の自然と食材、日本人の感性を土台としたフランス料理」
志摩観光ホテルこそ、いわゆるローカルガストロノミーの先駆。
50余年前に当時の高橋忠之総料理長が提唱した「火を入れて新鮮、形を変えて自然」という哲学は、料理業界に大きな衝撃と影響を与えた。
その遺産を継承する現総料理長が「伊勢志摩ガストロノミーの現在形」を公開。
日々伊勢海老と鮑を使い探究を重ねてこその料理技術、古典をベースにした料理の進化の形、新たな食材の開拓と地元の繋がり、美しい自然に囲まれたリゾートホテルならではの取り組みなど、その料理のすべてを写真、レシピ、コラムを通して紹介する一書。
内容説明
志摩観光ホテルの美味の伝統を、今に。海と大地の恵みを「伊勢志摩ガストロノミー」に。自然と人、継承と創造を、ひと皿に繋ぐ。ローカルガストロノミーの先駆、志摩観光ホテルの現総料理長が贈る料理79品。
目次
1 海のリズムにゆだねる(春ぶりと春きゃべつ、ヴァンブランソース;春ぶりのロースト、いちごのリゾット添え ほか)
2 伊勢海老(伊勢海老アメリカンソース;伊勢海老テールシェフ ほか)
3 鮑(鮑ステーキ、ブールノワゼット;鮑の塩釜、海藻風味のブールブランソース ほか)
4 大地の声を聴く(鹿ロース肉のマリネ;鹿肉のロースト、せとかのコンフィチュール添え ほか)
5 伝統を未来に(舌びらめのボンファム;ビーフコンソメ ほか)
著者等紹介
樋口宏江[ヒグチヒロエ]
三重県四日市市出身。辻調理師専門学校卒業後、1991年に志摩観光ホテル入社。2008年、ホテル内に新設されたフランス料理店「ラ・メール」のシェフとなる。2014年に総料理長(第七代)就任。2016年には、「G7伊勢志摩サミット」でワーキングディナーを担当。2023年にフランス政府より「フランス農事功労章 シュヴァリエ」を授与される。2017年、「農林水産省料理人顕彰制度 料理マスターズ」においてブロンズ賞、2024年にはシルバー賞を受賞、同年、文化庁長官表彰受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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