内容説明
「デザートは甘味であると同時に、美味の薬湯でもある」。白きくらげのシロップ煮に豆粥、牛乳プリンからエッグタルトまで、心と身体をいやす香港スイーツのバラエティ。
目次
1 甘いスープは中国デザートの王道(白きくらげ入り、梨と杏仁のスープ;杏仁の甘いスープ ほか)
2 香港テイストのプリンとゼリー(杏仁豆腐;豆乳風味の杏仁豆腐 ほか)
3 道すがら、涼茶でひと息(亀ゼリー;さとうきび入り漢方スープ ほか)
4 伝統甜点心と、モダンなスイーツ(新年のおもち;二色マーライコウ ほか)
著者等紹介
謝華顕[シャカケン]
1948年、中国広東省江門市生まれ。13歳から香港の海鮮酒家で修業を始め、23歳で翠園酒家の最年少チーフシェフに就任して脚光を浴びる。数々の名店での活躍を経て、1980年に日比谷聘珍楼の料理長として来日。88年には同店の香港進出にともない、香港聘珍楼の総監督に就任。短期間で本場のトップクラスの評価を獲得した。現在は日本国内12店、香港5店のレストランを統括する取締役総料理長。広東料理の伝統技術と現代的なオリジナリティの双方を追求し続けている
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感想・レビュー
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ボ~
2
【図書館本】手の込んだ広東料理のデザート。自分で作れるものは少ないけれど、見ていると面白い。2024/03/25
ワタナベ読書愛
1
2003年刊行。広東省出身、聘珍樓総料理長が教えてくれる体に良くておいしい香港スイーツのレシピ本。昔の中国の庶民の暮らしや、食材の流行、現地の人の健康法など文化的な情報も含まれて楽しい。甘いスープがまず第一で、次はプリン類、そして焼き菓子や餅など。体調に合わせて食材を選び、心も体も潤す。甜品は、単なる食後の甘味である前に、生薬をおいしく摂るための一品だという。日本ではあまりなじみのない食材も解説があり、以前から気になっていた砂糖の違いも分かった。簡単なものから手の込んだものまで。飲む美容液スイーツ多し。2022/07/25
花手毬
1
材料がちょっと手に入りにくそう。どちらかといえば特別な料理。2011/02/04