内容説明
父のウェントモア将軍は出征中、母は病床にあり、ノヴェラは愛馬と館で孤独な日々を送っていた。ある日、何者かに追われて大けがを負った男が駆けこんでくる。ノヴェラは、男を秘密の通路にかくまい勇敢にも追っ手を帰してしまう。負傷した男を看病するうち、ノヴェラは男から意外な依頼をされた。彼の代理としてロンドンへ行き陸軍大臣に伝言を届けてほしい、と。祖国のための極秘任務らしいと察したノヴェラは、申し出を承諾すると元の家庭教師と共に館をとび出した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mayama@読書生活自由型
3
主人公、スパイの手紙を馬を飛ばして軍部の高官に届けたり大活躍なんですが・・密輸の証拠と密輸団のメンバーを探って欲しいとか、だんだん要求ガン上がり(笑)。それなりに胆は据わってましたが世間知らずな若い娘さんに対して荷が重いというか責任も危険度も重過ぎることをさらっとやらせようとするなあこの人たち・・。『君は軍人の娘だから』できるよね?わかりました!みたいな丸め込み方にえー!そんな安請け合いしていいの?となりました。素人使って失敗して取り返しのつかないことになった時の責任については触れない方向で(笑)。<続>2014/06/17
terutyann
1
ヒロインの怯え方とかに時代を感じます(笑)。2010/02/18
くろうさぎ
0
ヒロインはとってもおびえてるんだけど、読んでるとそこまでおびえなくても、、ってくらい。2009/08/07
こえん
0
他の作家でも密輸がらみの話は読んだなー、こういう設定ならもっとページ数のある作品の方がいいと感じた。薄いとあっさりカタがつきすぎて楽しめない…メインはそこじゃないとしても。2009/02/12
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