内容説明
谷川俊太郎の名訳で贈る話題のベストセラー。かみさまへあてたこどもたちの手紙が、あなたの心に深い感動をよびおこします。
目次
ぼくもなかまにいれてよ
てんごくってどんなかんじ
あなたがだいすきです
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
91
全米128の新聞で連載されたという子どもたちから〈神さま〉へのメッセージ。翻訳は谷川俊太郎氏。挿し絵は葉祥明氏。子どもたちの手書きの筆跡をそのまま載せています。〈神さま〉に「あなたのともだち」と呼びかけ、率直に問いかけ、注文をつける子も。「土曜日に雨を降らさずにおく程度のことが何でできないの?」。「ママは〈ママのてんし〉と私を呼び用事を押し付けるけど、あなたもそう?」。「あなたなんていないという人がいるから何とかした方がいいわよ」。崇拝するだけの関係より親しみが感じられてステキです。1994年7月初版。2015/05/30
モリー
45
僕、サンタが本当はいないってことくらい知っているよ、でもね、かみさま聞いてよ…。神も仏も信じられなくなる前の私もこんなことが書けたかな。子どもたちの率直な気持ちを綴った神様への手紙に頬が緩みっぱなし。手書きのまま掲載された手紙は実に読みにくい。けど、そこがまた良い。文法や綴が間違っていてもそのまま。だからこそ子どもたちの本音が垣間見える。「神様を信じないって人がいるけど、今すぐ何か手を打ったほうがいいんじゃない?」なんて手紙を受け取った神様はどんな返事をする(した?)のかな。神様、いつまで続くの兄弟喧嘩。2024/12/01
HIRO1970
30
⭐️⭐️⭐️子供達は素直で明け透けで、時に大人びて礼儀正しく、時にあまりにもフレンドリーに感謝や疑問を神様に投げかけています。なかには神の存在を根底から揺るがすような深い洞察力を感じさせる物もあります。自分では気づかないうちに世慣れて塵と芥がまとわりついた大人の心と感性が透けて見える心の清浄度を試されるような本です。ちょっとした自浄作用と滅菌効果もあるようなので心がガサガサと余裕がなくなっている人には特にオススメします。2015/03/21
ヒラP@ehon.gohon
26
子どもたちが、神様に向けて書いた手紙を集めたものです。クリスチャンではないので、充分には理解できたとは言い難いのですが、子どもたちにとって神様が身近にいること、語りかけるようにメッセージを書いているところが印象的でした。 原文と谷川俊太郎さんの訳を両方楽しめて、英語の勉強にもなるような本です。2020/10/03
りえこ
24
てがみの本を読みたくなって、久しぶりに読みました。かわいいお手紙がたくさん。やっぱり手紙って良いなぁ。2014/01/04
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- 和書
- Karen Primer