内容説明
フェリーサ・ダールがまだ１３歳のとき、ダーリントン公爵は、虐待されている彼女を残酷な父親から救った。公爵は、彼女を連れ帰り、フランスの修道院へ預けた。それから５年―。７０万ポンドの遺産を相続したフェリーサのもとに、財産めあての不審な男たちが、頻繁に訪れているという。公爵は、彼女をイギリスにつれ戻すために、パリに向かった。５年ぶりに会うフェリーサは、美しい女性に成長していた。しかし、子供時代に受けた心の傷は、今も癒えていない。―美しいフェリーサは男が怖いのだ。だが、どうすれば彼女の心を開くことができるのだろう？公爵は、茫然とした目で、フェリーサを見つめた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こえん
1
金持ちなのにケチケチしてて死後財産があったことに皆が仰天する…そんな人物たまにいるなぁ。そんなのが父でおまけにヒロインが虐待を受けてたのが、お話が展開していくのの鍵に。父の虐待の記憶もあってすっかり男性恐怖症に陥ってるヒロインが救い主だったヒーロー公爵には思いっきりなついているのが何だか可愛かった。2009/09/10
