内容説明
「友情」という一千億円産業を築いたベンチャー三十年の足跡を辿るノン・フィクション。
目次
第1章 小さな船出
第2章 サンリオ・ブランド登場
第3章 経営理念の確立
第4章 株式会社サンリオ誕生
第5章 ディズニーが呼んでいる
第6章 雑貨屋からの脱皮
第7章 信頼が生んだ高度成長
第8章 近代経営と逆転の発想
第9章 企業の素顔
第10章 新たなる挑戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そ吉
4
1990年に出版された本書の時代でサンリオは既に創業30年とのことである。 左底からさらに34年経た現在、本書はまさにバブルの真っ盛りで日本が世界経済の中心の様な錯覚をしていた時期である。 その意味でサンリオを積極的な世界に目を向けた展開と事業拡張を計っていた時期である。丁度、ピューロランド開園前であり、大分ハーモニーランドが計画され始めた時期である。 この時代、創業者の辻は兜町では阪和興業と並ぶ財テク経営として知られていた。 この本にもそんな当時のサンリオを取り巻く環境が描かれており懐かしい。★★☆☆☆2024/04/22