内容説明
モンタナの大牧場主の息子チェースと貧しい娘マギーとの恋はかなうはずのない夢でしかなかった。ましてマギーの父が、大牧場の牛を盗む泥棒とわかってからは…。警告にもかかわらず盗みをやめなかった父は、ある日マギーの見ている前で処刑されたが、そこには黙って見守るチェースの姿もあった。マギーの愛は一転して、激しい憎しみに変わる。カルダー大牧場への復讐を心に誓うマギーだったが、皮肉な運命の女神は、16歳の彼女にチエースとの愛の結晶を授けていた。絶大な権力を誇るカルダー家の愛と憎しみの歴史を描く、待望の大河ロマンス、カルダーシリーズ第一弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽこ
3
カルダー牧場シリーズの第三弾。大牧場の後継ぎヒーローと極貧カウガールヒロイン。22才のヒーローが15才のヒロインに手を出してしまうことから、大きな問題へと発展していきます。ヒーロー父からヒロイン父へのお詫びの印が牛50頭。牛で慰謝料って牧場モノらしいわ。誰もが悪い面を持っていて、誰が一番悪いというわけでもないので、複雑な話だと感じました。2016/08/04
ユキータ
0
カルダーシリーズ第三弾。 牧場物語で、恋愛物ですが、なかなか読み応えがあります。 ロマンスに分類されていますが、サスペンス要素も入っているので、この作者が作り出す世界はただ甘いだけでは終わりません。