内容説明
１８世紀末の北部イングランド。エリエンヌは、父が連れてくる、財産以外には何の魅力もない求婚者たちにうんざりしていた。エリエンヌの心をとらえているのは、ただひとり―父を侮辱し、弟に傷を負わせた家族の敵、クリストファーである。日ごとクリストファーに魅かれていき、結婚話に耳をかさない娘に業をにやした父は、ついに、エリエンヌを結婚を条件とした競売にかけた。競売の日、エリエンヌをせり落としたのは、呪われた館の領主、仮面と黒ずくめの服で傷だらけの全身を隠したサクストン卿だった。
感想・レビュー
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じょう
14
皆さん絶賛のサンリオ版・訳です。新訳版を傍らに、交叉しながら読みました。細かい言い回しはともかく、新訳版でどうしても引っ掛かった「殿」がないのが一番良かった！多少、古いくどい言い回しもありますが、情緒たっぷりな表現もあってよかった。2018/04/07
