内容説明
1959年10月、カリフォルニアはベルモントにあるベヴァトロンの陽子ビーム偏向装置が初めて作動しようとしていた。この画期的な装置を見ようと、その時、観察台にはガイドと見学者を合わせて8人の人間がいた。その一人,ミサイル調査研究所に勤める電子工学の専門家ハミルトンは、妻マーシャと共に、苦にがしい気分で見学していた。直前に、マーシャの素行が因で、研究室を休職させられたのだ。ところが、作動しだしたビーム偏向装置はたちまちトラブルを起こし、60億ヴォルトのビームは天井にむかって放射され、観察台を焼きつくし、8人の人間を60フィート下に叩き落とした。奇蹟的に軽傷で終わった見学者たちが目覚めたとき、そこは「バーブ教」の支配する呪術的な世界だった…。ディック初期の最大傑作、待望の完全新訳版。
-
- 電子書籍
- CANDY & CIGARETTES(…



