感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
143
子どもたちの手書きの筆蹟をそのままに、葉祥明氏の絵と谷川俊太郎氏訳の1977年初版本。かみさまへのてがみ。…かみさま。あなたはキリンをほんとにあんな風に作りたかったの？それともあれは何かの間違いですか？…どうして空を青くして、草を緑にしたのですか？それしか色がなかったの？…美しいものを美しい心で見る子どもたち。幸せな人生を追い求め、大人になると失われていく純粋さ。不安や孤独に苛まれると、誰かが放つ光を憧れ、薄暗がりにいる自分と比較してしまう。子どもたちの真っ直ぐな見つめ方に、脱け出すヒントがありそうです。2021/11/06
棕櫚木庵
19
「エリック・マーシャルとステュアート・ハンブルによって集められ，アメリカ合衆国では128の新聞に掲載され」るなどした，幼い子供が書いた神様宛の手紙40余通．手書きの手紙の写真とその翻訳に絵を添える．「ぼくも なかまに いれてよ Count me」から，あれが欲しいという類の率直なお願い，思わず笑っちゃう質問，そして，神が作ったオレンジ色と紫色の夕焼けをたたえる手紙まで．自分勝手すぎるとか，変なこと言うと笑われるとか，不敬とか，そんな心配とは無縁．幼さの特権だろうか．→2025/01/09
かおりんご
3
谷川俊太郎さん訳。子供の無邪気な発想が面白いし、新鮮だった。こんなつぶやきをたいせつにしたい。2011/02/02
あるちゃ
1
アメリカの子どもたちが神様にむけた書いた短い手紙がたくさん載っています。日本人の神様とは異なるけど、信仰の対象という意味ではかけ離れてはいないので、なかなか面白かったです。これを読んだ神様は、メッセージにはどんな反応を、質問にはどんな回答をするのかなあ。2010/12/10
