三省堂選書<br> 古典の中の植物誌

三省堂選書
古典の中の植物誌

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784385431550
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0390

内容説明

古典の中に咲く花、古代人の心の中にそよぐ草木を、古代学・民俗学の方法をもって現代に再現する。

目次

第1章 瞻(まも)りの花
第2章 手草(たぐさ)採物(とりもの)
第3章 挿頭(かざし)の花
第4章 水の花
第5章 うぶの木 月の木
第6章 長雨(ながめ)の草木
第7章 はらえぐさ
第8章 はやしの木
第9章 精霊花(しょうろばな)
第10章 帰化(いまき)の花
第11章 風の木
第12章 史前(しぜん)の植物

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

7
胡瓜の話から河童の話へ。河童誕生伝説。番匠という大工が橋をかけようとすると天邪鬼がいつも邪魔をする。番匠は天邪鬼と約束をし、もし一番鶏が鳴くまでに天邪鬼が橋をかけられたら村人を食べてもよいという。天邪鬼は藁人形を三千体も形りそれに手伝わせる。夜明けまでに完成しそうになったので番匠は一番鶏の声を真似た。天邪鬼は仕事を諦め藁人形たちに山と川と海へ、千体ずつ行けと命じた。それが河童になったので、河童の左右の腕はつながっているのだとか。「この話は藁人形が人形として夏越の祓えに川に流されたことの記憶によっていよう」2020/08/07

mimm

2
古典に出てくる植物に対する、日本人の感受のあり方をテーマとした1冊。民俗学や著者様の想像による文もあり。また古い発行とあって、生活様式がすでに変化も見られるところあり。記憶に留めるほどのものでもないかも。2017/12/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/938381
  • ご注意事項

最近チェックした商品