出版社内容情報
全国憲法研究会 の機関誌 第31号。改憲論の底流に一貫して流れる「公」の「私」に対する優位性。憲法学における国家と公共はどのようなものであったのか。理論的・実践的諸問題から検討する。2019年憲法記念講演会収録。
目次
第1部 憲法学における国家と公共―理論的諸問題について(“公”の過少と過剰―国家と個人の狭間で;ナショナリズムと憲法学;社会における“公共”―「拡散」と「生成」の位相;民意の反映と公共)
第2部 憲法学における国家と公共―実践的諸問題について(四畳半憲法大系―憲法第1条とまつろわぬ鬼々の祝祭;中央と地方の相剋―沖縄の観点から;「小さな政府」としての日本;格差社会と勤労の権利―憲法における『公共』の一内容とその形成)
2019年憲法記念講演会(天皇、憲法、文学;憲法から考えるAI社会)