出版社内容情報
名演説「わたしには夢がある」などで知られ、公民権運動を率いて世界中の人びとをはげましたキング牧師。人物の偉大な業績だけでなく、子供の頃のエピソードなども盛り込んだ、新しい伝記シリーズの1冊。
内容説明
公民権運動を率いて世界中の人びとをはげましたキング牧師。キング牧師の骨太の人生を見つけましょう。みなさんはこんなことを知っていましたか?キング牧師は不公平な法律とたたかうために、平和な抗議活動を指導しました。キング牧師はあの有名な「わたしには夢がある」の演説をおこないました。
目次
牧師の一家
白人専用
見えてきた道
愛と結婚
立たなかったローザ
広がる運動
刑務所からの手紙
「わたしには夢がある」
セルマ
貧困の問題
「ついに自由となった」
夢は今も続く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケニオミ
11
『新しい世界の伝記』シリーズが良いと聞いて読み始めました最初の一冊です。米国の黒人が現在の権利を勝ち取るまでにどれほどの努力が必要であったかは、キング牧師のライフ・ストーリーを読めば一番わかるような気がします。最後は命まで捧げなくてはならなかったなんて、どれ程黒人に対する差別が強かったのでしょうか。信念を貫くキング牧師の姿、素敵でした。小学校高学年を対象にしたシリーズですが、完成度の高いと思います。機会があれば是非!それでは、キング牧師が尊敬していたガンジーの伝記に移ります。2020/04/24
tellme0112
6
短くまとめてある。子どもが読むにはいいかなと思って…。ネトフリで「憲法修正第13条」をみた後に読んだ。たたかいはまだ続いている。2020/10/06
林檎の葉
1
今まで「牧師」という言葉から宗教家のイメージが強かったけど、非暴力抗議活動の先駆者と捉えると偉大な人だ。最期は悲劇だったけど、国中で一斉に喪に服したこと、彼の誕生日が後に記念日になったことから、日本で言うところの天皇に匹敵する人徳があったと分かる。アメリカ国民、とりわけ黒人にとって、彼は自由の象徴なのだ。2020/02/20