出版社内容情報
学生から社会人へのアクティブで円滑な移行(トランジション)のために開発された独自の授業プランを研究知見とともに提案。
社会に出て活躍する学生は何が違うのか。学生から社会人へのアクティブトランジション(能動的移行)のために開発された実践モデルを研究論文と共に収録。大学における就職支援、企業の採用活動に携わる方々に。
内容説明
社会に出て活躍する学生はなにが違うのか?鍵は「学生から社会人への能動的移行」にあった!大学生活~就職後までの追跡調査に基づいて開発した“アクティブラーニング型”実践モデルを研究論文と共に収録。就職・進路指導に関わる教職員、企業の採用担当者の方々にお薦めの一冊。
目次
01 プロローグ(アクティブトランジションへの誘い―働くためのウォーミングアップ)
02 ワークショップ編(就活準備編;就活振り返り編 ほか)
03 研究論文編(大学生活と社会人生活の実態;職場で主体的に行動できる人は、どのような大学生活を過ごしてきたか―大学での学び・生活が入社後のプロアクティブ行動に与える影響 ほか)
04 エピローグ(アクティブトランジションの視点からみる今後の大学教育)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
29
新しい学部ながら近年立教大の看板となっている経営学部。何より楽しい授業が多いらしい。編者の舘野氏(まだ助教、だったのか)はその実践の中心メンバー、この本ではそのプログラムの現場の一端を見せてくれる。各ワークショップとも、学校が持っている資産を活かし、ただ就活対策じゃなく、学生が自分で自分のキャリアを作っていくための気づきの源になりそうだ。◇後半は、ワークショップづくりの背景となったトランジション研究の論文集。なるほど、この形なら、ほかのプログラムづくりも進めやすい。本丸の通常授業の中身へも展開できそうだ。2017/12/30
かえるくん
10
学生時代に「とりあえず就職活動」するタイプだったせいで「就職活動における孤立・個別化のリスク」をもろに被った自分としては、自業自得とはいえ「あのときにこれと出会っていれば」と思わずにはいられなかった。しかし多くの大学生が「社会」と「大学」とのあいだに存在するクレバスに尻込みしているように、研究者であるこの本の編者も「実践」と「研究」のあいだのクレバスに絶望を感じていたときがあったのだ。志を同じくするナカマとの出会いを経て、そのクレパスに挑戦することにした編者に(自律を目指した他律の力!)勇気をもらった。2016/05/04
リン
3
就活-内定期/入社-現場配属と、内定期と入社には分断があり、一続きのストーリーとして本人に認知されないのが現代における問題であることは非常に共感する。特に内定者ワークショップの「カードdeトーク」は有益だと考えていて、就職活動は本気で向き合えばいろんな葛藤や出会いがある。そこからの学びを抽出することで、自分は仕事で大切にしたいことが見えてくる、というコンセプトは素晴らしい。 今回はどちらかというと「研究者・大学」の視点で語られることが多かったが、企業目線でも非常に参考となると思われる。2025/03/26
ゆき
3
はるか昔の自分が読んだら、就職先を変えたのだろうか? そんな思いでよみすすめた2017/07/03
ena
3
働くためのウォーミングアップとして大学で何ができるか。/図書館でリクエストした本。予想通りおもしろい。/ワークショップ編では、実際に行った様子を写真付きで紹介。タイムスケジュールも載っている。「就活ヒッチハイク」、「カードdeトーク いるかも!?こんな社会人」、「ネガポジダイアログ」どれも度肝を抜かれた。自分もやってみたいもん。ワークショップメモもあり、実際にワークショップを行いグループワークを巡回するときに役立ちそう。/研究論文編は今回はさらっと読んだ。なかなかの読み応え…。/とにかく実践と修正。2016/07/19
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