漢字・七つの物語―中国の文字改革一〇〇年

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784385364957
  • NDC分類 821.2
  • Cコード C0087

内容説明

「漢字が滅びなければ、中国は必ず滅びる」、かつて魯迅はこう喝破した。中国の激動の時代、どのようにして漢字は生き残り、簡略化の道を歩んだのか。その背景にある人びとのドラマとは。中国の漢字百年の歴史の謎を解き明かす、七つの物語。

目次

第1章 二通の手紙―符定一と呉玉章
第2章 漢字改革の夜明け―章炳麟と銭玄同
第3章 建国前夜から文化大革命まで―倉石武四郎と郭沫若
第4章 文革から現代まで―葉籟士と胡喬木
第5章 印刷用字形と地名用字の改訂
第6章 漢字とコンピュータ―ISO/IEC10646とユニコード
第7章 漢字の現在―「通用規範漢字表」の公布

著者等紹介

松岡榮志[マツオカエイジ]
1951年、静岡県浜松市生まれ。東京教育大学文学部、東京大学大学院修士、博士課程を経て、1979年東京学芸大学専任講師となる。同助教授を経て、東京学芸大学教授。一橋大学大学院連携教授、北京師範大学・上海師範大学・西南交通大学客座教授。専門は、中国語学、中国文学(古典文学)、漢字情報処理など。1986年~87年、国際交流基金在中国日本学研究センター(北京)客員教授、同じく2007年~2008年、同センター主任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Mentyu

0
21世紀までには世界から消えてしまう遅れた表記体系だと考えられていた漢字が実際にはコンピュータの登場で勢いを盛り返すという一連の流れがよく分かる構成となっている。簡体字登場の経緯なども詳しく紹介されていて興味深い内容が目白押し。2015/06/25

しえろ

0
意外に中国ではかなり議論がなされてきたのね2011/03/26

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