内容説明
壮大な構想と緻密な論旨で言語学の新たな地平を切り拓く、松本言語類型地理論・日本語論の到達点。『世界言語への視座』『世界言語のなかの日本語』の延長線上に位置する“人類言語の系譜”を、最新の人類遺伝子学の成果と世界言語の人称代名詞の膨大なデータを用いて鮮やかに論証。
目次
言語の“遠い親族関係”と人称代名詞
第1部 アフリカの部
第2部 オセアニアの部
第3部 ユーラシアの部
第4部 アメリカの部
第5部 遺伝子の系統と言語の系統:人称代名詞の遺伝子的背景
人類言語史5万年の足跡
著者等紹介
松本克己[マツモトカツミ]
1929年長野県生まれ、東京大学文学部言語学科卒。金沢大学、筑波大学、静岡県立大学教授を経て、金沢大学、静岡県立大学名誉教授、元日本言語学会会長。専攻は、歴史・比較言語学、言語類型論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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