内容説明
日本の語彙をビジュアルに解き明かす待望の入門書。見やすい二段組レイアウト。理解を深める脚注・関連資料。グラフ・文字資料・地図など、約160点を満載。事項・人名・書名索引付き。
目次
第1章 語の成り立ち
第2章 語の分類
第3章 さまざまな語彙
第4章 語と意味関係
第5章 ことばの変化
第6章 ことばの変遷
第7章 ことばの位相
第8章 ことばと社会
著者等紹介
沖森卓也[オキモリタクヤ]
1952年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻修士課程修了。博士(文学)。現在、立教大学文学部教授
木村義之[キムラヨシユキ]
1963年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程単位取得退学。現在、慶応義塾大学日本語・日本文化教育センター教授
田中牧郎[タナカマキロウ]
1962年生まれ。東北大学大学院文学研究科国文学国語学日本思想史学専攻博士課程退学。現在、国立国語研究所言語資源研究系准教授
陳力衛[チンリキエイ]
1959年生まれ。北京大学大学院日本語日本文学専攻修士課程修了、東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、成城大学経済学部教授
前田直子[マエダナオコ]
1964年生まれ。大阪大学大学院文学研究科日本学専攻博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、学習院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぼんくら
7
語の成り立ち、語の分類、さまざまな語彙、語と意味関係、ことばの変化、ことばの変遷、ことばの位相、ことばと社会の八章からなる、初心者のための本。漢字に呉音・漢音・唐音があると知り、その違いをちゃんと知りたいと思っていたら、図書館で新刊の棚にこの本を見つけました。三省堂だし執筆陣もお偉い人だし、なにより素人でも読めそうな雰囲気が良かった。難しい言い回しもなく漢語の変遷で違いもバッチリつかめました。言語について知りたいときにはこの本を見ようっと。読みやすく作ってくれてありがとうございます。2011/10/13
satochan
1
日本語について大まかでも結構しっかりわかると思う。和語から漢語の増加を示した表など、とても興味深かった。図解とついているぐらいなので、表やグラフ、まとめたものや補足説明的なものなどいろいろあるので、参考にいい。日本語教師をするなら、この本は一度読んでおいていいと思う。2016/02/11
さわたろう
0
改めて、日本語がどういうシステムで成り立っているのかを総ざらいするのに役立ちました。当たり前に使っている言葉の成り立ちや意味を考える時間は、とても楽しかった。2020/11/25