内容説明
「古典」に親しみ、参加する、待望のLesson本!7つのテーマにより「古典」を発見する新テキスト。
目次
序章 今日、古典に出会う
ことばの力1 ことばを選ぶ
編集1 文章を動かす
読む1 句読点とカギカッコ
ことばの力2 助詞の働き
文体1 さまざまな文体
レトリック1 隠されたメッセージ
翻訳する1 三段階で訳す
読む2 「すむ」と「にごる」
編集2 配列を考える
漢字とカナ
パロディで遊ぶ
だじゃれと掛詞
シナリオ化してみよう
比喩を楽しむ
文学をイメージする
絵巻をよみ解く
古典のはじまり
著者等紹介
蔦尾和宏[ツタオカズヒロ]
1972年生まれ。現在、岡山大学大学院教育学研究科准教授
中野貴文[ナカノタカフミ]
1973年生まれ。現在、日本学術振興会特別研究員
平野多恵[ヒラノタエ]
1973年生まれ。現在、十文字学園女子大学短期大学部准教授
渡部泰明[ワタナベヤスアキ]
1957年生まれ。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
34
古典というか古文を、穴埋めクイズ形式を誘因にして論じていきます。まず俵万智の短歌を使って、構図を明快にさせることで穴埋めがある程度予測できることを示します。次に子規の短歌で同じことをしてみせます。最後に古文でも穴埋めができることを示すことで、どの時代の文章でも、特に古文の文章が我々と同じ心の動きをしているのだということを示します。恐らくこの前半の章をつくることに非常に気を遣ったのではないかと思います。ここで驚きを示せないと学生の興味が離れていってしまうからです。ファースト・インプレッションだけを残します。2021/12/02
やま
2
そう。こんなのを中高生用に作りたいなあ。旧来の教授フレームはもう限界にきているだろう。2010/01/29
おおしま
0
大学でうけた古文の講義と似てた。国文科に進む未来があったら、こういう楽しい入門書を書きたいなあ。2013/08/04
澪標
0
良書。
さき
0
お世話になった先生の著書なので読んでみた。大学生のためとあるけれど、高校生でも十分楽しめる1冊。偏見のせいか、蔦尾先生の文章が特にわかりやすく感じたw2011/12/25