出版社内容情報
ペリー来航などの「西洋の衝撃」を受け、1855年に創設された幕府海軍。長崎海軍伝習、勝海舟らによる咸臨丸の太平洋横断航海、幕長戦争などを経て日本初の近代海軍として成長してゆく。鳥羽・伏見の戦いにより徳川政権は瓦解し、五稜郭で抵抗を続けた榎本武揚らも敗れてその歴史的役割を終えるが、人材や構想などの遺産は明治海軍へと引き継がれていった。歴史研究者・現役海上自衛官の2つの顔を持つ筆者が、幕府海軍を歴史と軍事の両面から描く。
内容説明
ペリー来航などの「西洋の衝撃」を受け、1855年に創設された幕府海軍。長崎海軍伝習、勝海舟らによる咸臨丸の太平洋横断航海、幕長戦争などを経て近代海軍として成長してゆく。鳥羽・伏見の戦いにより徳川政権は瓦解し、五稜郭で抵抗を続けた榎本武揚らも敗れて歴史的役割を終えるが、人材や構想などの遺産は明治海軍へと引き継がれた。歴史研究者・現役海上自衛官の二つの顔を持つ筆者が、歴史と軍事の両面から描く。
目次
序章 日本列島と海上軍事―古代~一八世紀
第1章 幕府海軍の誕生―一九世紀初頭~一八五九年
第2章 実動組織への転換―一八六〇~一八六三年
第3章 内戦期―一八六四~一八六八年
第4章 解体、脱走、五稜郭―一八六八~一八六九年
終章 幕末から近代、現代へ―一八六八年~
著者等紹介
金澤裕之[カナザワヒロユキ]
1977年、東京都に生まれる。慶応義塾大学文学部卒業。防衛大学校総合安全保障研究科後期課程修了。博士(安全保障学)。現在、防衛大学校防衛学教育学群准教授。2等海佐。専門は明治維新史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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