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東京山の手物語

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784385363875
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0025

出版社内容情報

麻布、麹町など江戸の武家地から松涛や田園調布、成城学園など、「山の手」の百年の変貌の歴史をたどる。町の歴史を物語る図版多数。

内容説明

本当の「山の手」はどこか?東京に住む人にとって、東京は「ふるさと」になっているか。「山の手」の100年の変貌を探る。土地と町の歴史のわかる本。

目次

第1章 最新の都心 六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、シオサイト
第2章 山の手と下町の足跡
第3章 旧山の手 江戸と東京の共存
第4章 旧郊外地 渋谷、新宿 武蔵野の残影
第5章 東京の西郊 新しい山の手
第6章 東京南郊 田園調布と学園都市
第7章 東京南郊 海の手の風景
おわりに 山の手の変遷

著者等紹介

長谷川徳之輔[ハセガワトクノスケ]
1936年静岡県沼津市生まれ。東北大学法学部卒。59年建設省入省。86年(財)建設経済研究所常務理事。95年~2008年明海大学不動産学部教授。専門は社会工学。土地問題の専門家として各方面で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきこ

1
山の手と下町、文字通り丘の上とその谷間である。住む人々も違う。山の手、と呼ばれる場所は時代によって変わってくる。東京の街は震災と空襲で二度の打撃を受けるが、そのたびに大きく変わってきた。しかし、近代では経済中心で長い目で見た街づくりはされていない。そんな気持ちを込めつつ、麹町から青山、松濤、等々力、駒場、そして田園調布への変遷は明治時代のお屋敷の処分方法とも無関係ではない。土地の歴史には足跡がある。それを振り返っているのが本書である。2015/07/16

ja^2

0
著者は元建設官僚だが、この本ではその時々の都市政策、都市計画に対し皮肉を込めた表現も多い。▼建設官僚だったんだから、少なからずその責任の一端はあるよねって思う箇所もいくつかあった。一方で、下北沢や武蔵小山の商店街の魅力を知りながらも「インフラ整備の遅れた負の遺産」とバッサリ切り捨てるあたりは、元建設官僚らしくもある。▼とはいえ、都市やまちに関する知識の広さ・深さには脱帽する。特に、田園調布に関することは、この本で初めて知ったこともあった。今までよく分からなかったのは、こういう事情があったんだと納得した。2012/04/20

wat0072007

0
明治元年の東京府成立から始まり、昭和7年35区の東京市成立、昭和22年GHQ主導の東京都23区再編、昭和後期の高度経済成長からバブルとその崩壊、という流れの中で、東京山の手の変遷を描く。田園だった西部の住宅地化、田園都市構想の成功例と無秩序な土地切り売りによる失敗例など、面白いエピソードが詰まっている。2022/04/30

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