出版社内容情報
07年に提訴された東京空襲裁判の一級資料。死者10万人余りを出した東京空襲も標的は焼夷弾(クラスター爆弾)で「町を焼く」一般市民が標的だった。今も続く米軍の戦略爆弾の思想を読み尽くす。90年刊行の同名の三省堂選書の増補新版。
内容説明
首都東京はどのように焼かれたか?爆撃の標的は一般市民。リト・モザイク座標法が示す新たな真実。
目次
1 序章 寅彦と悠々
2 二月二五日「雪天の大空襲」作戦任務三八番
3 三月一〇日烈風下の奇襲作戦任務四〇番
4 四月一三日‐一四日春夜東京北部大空襲作戦任務六七番
5 四月一五日南端蒲田地区の空襲作戦任務六九番
6 五月二四日未明東京南部大空襲作戦任務一八一番
7 五月二五‐二六日東京中心部西部作戦任務一八三番
著者等紹介
奥住喜重[オクズミヨシシゲ]
大正12(1923)年8月15日、八王子市に生れる。東京理科大学物理学科卒。三省堂選書『中小都市空襲』以来、B29空襲に関する英訳書の共著・単独著多数
早乙女勝元[サオトメカツモト]
昭和7(1932)年3月26日、東京に生れる。作家、東京空襲を記録する会の推進力となり、『東京大空襲』(岩波新書)のほか、写真集『東京大空襲の記録』『日本の空襲』(全10巻、どちらも三省堂)の編さんに当る。2002年民立民営の東京大空襲・戦災資料センターの館長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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