内容説明
40年を超える創作活動の最大規模の集大成!作家として母として…あまんきみこの新しい魅力に出会うエッセイ58編。
目次
1 四角い空―幼ものがたり(窓から;花びら笑い;名前 ほか)
2 ポストの音―書くということ(童話教室の席から;私と「お話」;私の童話 ほか)
3 小さな宅配便―思いだすままに(ツクシ;近眼物語;「こども」と「おとな」 ほか)
著者等紹介
あまんきみこ[アマンキミコ]
1931年、旧満州に生まれる。『車のいろは空のいろ』(ポプラ社、1968年)でデビュー、日本児童文学者協会新人賞、野間児童文芸推奨作品賞を受賞。『ちいちゃんのかげおくり』(あかね書房、1982年)で小学館文学賞、サンケイ出版文化賞を受賞。『おっこちゃんとタンタンうさぎ』(福音館書店、1989年)で野間児童文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんこ
38
エッセイです。 旧満州で14歳まですごされた事が、かなりの心の傷になられているようで、何度も触れられていました。 自分達がそこに住んだ事で、追い出された人達がいた事にきづかされた終戦。 「ちいちゃんのかげおくり」という戦争の哀しさを描いた絵本の事も、何度か触れられていました。 私も読みましたが、幼い子には刺激が強過ぎるのではと感じました。 あまんさんのところに届いた中学1年生の少女からの手紙に、辛くて一生読まないはずだった・・小1では辛かったけど、中1では感動した。 読む時期って大切。2015/02/12
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
『あまんきみこセレクション 冬』 https://bookmeter.com/books/293317 を再読したのでこちらも。 『 窓から / 花びら笑い / 名前 / くちびるに歌を持て / あじみの手伝い / りんごの夢 / 私の中の「ふるさと」/ 幼ものがたり / 花摘み / ねこ、ねこ、ねこ / 地図の中の道 / 一冊の童話集 / 先生のおくりもの / 子ども部屋から / 少女期にくださった最高の贈り物 / あの日、そして / 声を出して読む / 「幸」の一文字 →2021/04/03
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
教育出版国語 6年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】2021/05/24
きょう
0
あまんきみこさんのエッセイその他。セレクション4の巻末対談が江國香織さんとだったので、続きで読みました。子供時代の思い出、おかあさまのこと、お仕事のこと。昭和のことを、私たちがもっと知って語り継ぐことを迫られているような気がしました。母からももっと昔の話を聞いておけばと。2018/07/10