内容説明
草深いいなかのいろりばたで伝承された昔話には、古代の人々の知恵がこめられている。本書は、江戸時代に赤本として広まった五大おとぎ話をはじめ、北は「ユーカラ」を伝えたアイヌの話から、南は鹿児島の海神信仰を織りまぜた龍神の話まで、各地の郷土色豊かな昔話百編を選び、丸木位里・俊画伯の絵をそえた楽しい読み物である。
目次
北国の昔コ(尻尾の釣;うぐいすの里;犬ッコと猫とうろこ玉 ほか)
中の国のむかし(鳥呑爺;天狗と隠れみの;あぶの夢 ほか)
西国の昔話(古屋のむる;猫と南瓜;竹伐り爺 ほか)
著者等紹介
稲田浩二[イナダコウジ]
1925(大正14)年、岡山市に生まれる。広島文理科大学文学部国語学国文学科卒業。京都女子大学名誉教授。アジア民間説話学会会長
稲田和子[イナダカズコ]
1932(昭和7)年、岡山県里庄町に生まれる。岡山大学法文学部文学科卒業。山陽学園短期大学名誉教授。日本児童文学者協会会員
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