出版社内容情報
猫の句二四〇〇と、猫に関する言葉を集めた、猫ばっかりの「国語辞典」。猫を愛した作家たちの目線を通して猫を楽しむ本。 猫の句二四〇〇と、猫に関する言葉を集めた、猫ばっかりの「国語辞典」。言葉で愛された猫たちの大集合。「洗い猫」の項目には「猫洗ふざぶざぶ川や春の雨 一茶」。猫を愛した作家たちの目線を通して猫を楽しむ本。
佛渕 健悟[ホトケブチケンゴ]
小暮 正子[コグレマサコ]
内容説明
猫が詠まれた句2,400と猫に関する言葉を集めた国語辞典。
著者等紹介
佛渕健悟[ホトケブチケンゴ]
1949年、鹿児島県生まれ。俳号雀羅(じゃくら)。季語研究会同人
小暮正子[コグレマサコ]
1951年、千葉県生まれ。編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
19
動物へのマニアックな愛情について何となく考えていたからかもしれない。こんな不思議な本を手に取って…しかも、かなり読み込んでしまいましたよ。庶民の暮らしの中にどっぷり浸透している猫という生きものですから、俳句などへ登場する率も高いんでしょうが、それにしても多いなあ。編集した人の偏執じみた情熱も伝わってきます。2017/03/10
冬見
11
猫が詠み込まれた詩歌句およそ2400を集めた一冊。「ねこの眼に海の色ある小春かな」「猫は魔のもの沈んでる気をうかし」「恋猫や鮑の貝の片思ひ」「猫またの踊にやんにやとほめる也」「薔薇色のあくびを一つ烏猫」見出し語が多くボリュームがあり、満足。季語であるからか、最も多いのは「恋」と結びつけたもの。「猫の恋」や「恋猫」が大半を占めているような印象。2019/02/09
旅猫
2
雑誌で本の存在を知り、購入前にどんな内容なのかを知りたかった為、図書館で借りてみた。じっくり読むには2週間では不可能。よくこれだけの俳句や短歌を集めたものだと、その努力に敬意を表したい。2017/05/15
ふう
1
(自2020.3.7)辞典なので思いついたときにパラパラと読むのが正解。ストーリーがないので最初から読み進めると途中で飽きてしまった…。”猫”は芸者だったり人妻だったり娼妓だったりで混乱する。犬だったらこんなに多彩な作品はできなかったかな?猫に関する面白い言い回しなどもたくさん。2020/04/26
小早川
1
ひとつずつ、声に出して読んだ。