内容説明
16世紀後半から17世紀中葉にかけて、古い厳格な作劇法の軛を脱し、絢爛と花開いたバロック演劇。愛を、名誉を、信仰をテーマに、王侯貴顕から従僕、馬丁にいたるまで、万人を惹きつけ熱狂させたスペイン黄金世紀の大衆演劇を展望。
目次
序章 ロペ・デ・ベーガ以前の演劇
第1章 スペイン大衆演劇のはじまり
第2章 セルバンテスの演劇
第3章 劇場と観客
第4章 演劇論争
第5章 ロペ・デ・ベーガ
第6章 ティルソ・デ・モリーナ
第7章 ペドロ・カルデロン・デ・ラ・バルカ
著者等紹介
佐竹謙一[サタケケンイチ]
1949年、金沢市生まれ。米国イリノイ大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。現在、南山大学外国語学部教授。専攻、スペイン文学、ラテンアメリカ文学、比較文学
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