出版社内容情報
二十世紀言語科学の基礎を築いた比較言語学に、今また大きな関心が寄せられている。最新の知見を豊富に盛り込んで、明快・簡潔に比較言語学の新しい世界を解く清新な入門書。
内容説明
20世紀言語科学の礎となった比較言語学に、今また大きな関心が寄せられている。最新の知見をもりこんで生き生きと描きだす比較言語学の新世界。
目次
第1章 言語の歴史を考える
第2章 比較方法
第3章 内的再建法
第4章 類推
第5章 生成文法から音変化をみる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Saiid al-Halawi
2
音韻体系や文法構造の変化に体系的な説明が与えられる結節点が見えてくればそれでいい的なスタンスがいい。生成文法理論とかのメソッドを駆使すれば比較言語学は19世紀を超えた今日的な意義を帯びる。ヴェルネルの法則とかアオリストとか有声閉鎖音とか、一般の人々に分かりやすくとか言いながらテクニカルタームがひしめき合ってる。2013/07/10
sipsee14
0
書き口は簡単ではないしあまりなじみのない言語の事例は読み解くのに時間はかかるが、比較言語学の基礎的な考え方がしっかりと解説される。入門用の教科書なのでこれだけ読んで何かが言えるということはあまりなく、あとがきにもあるように本書で学んだ手法を使って実際のデータ分析をやってみるというのが本丸なんだろうなと思う。2025/02/12
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