出版社内容情報
高度情報化社会における政策創造研究の意義を説く。総合計画、危機管理などの政策創造の課題を明らかにしつつ、住宅問題、ホームレス、防災訓練など具体的な論点と、実践的な都市政策・まちづくりのあり方を提示。
内容説明
高度情報化社会における政策創造の意義を明らかにし、具体的な都市政策、まちづくりのあり方を実践的に提示。
目次
現代の公共政策
第1部 政策創造総論(市場化と公共関与;NPM(新しい行政経営)とガバナンス(協治) ほか)
第2部 政策創造の課題(総合計画の使い方;拡散から集約への政策転換 ほか)
第3部 政策創造の論点(容積率制度はこれでいいか;特別養護老人ホームはまだ足りない ほか)
第4部 都市政策論(容積率と都市景観;21世紀の都市像 ほか)
第5部 政策創造と自治体(議会における政策創造;政策創造と首長のリーダーシップ ほか)
著者等紹介
青山〓[アオヤマヤスシ]
1943生まれ。1967年、東京都庁経済局に入る。中央市場・目黒区・政策室・衛生局・都立短大・都市計画局・生活文化局等を経て、高齢福祉部長、計画部長、政策報道室理事等を歴任。1999年~2003年、東京都副知事(危機管理、防災、都市構造、財政等を担当)。明治大学大学院教授(2004年~)。専門、自治体政策・都市政策・危機管理・日本史人物伝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mambo_no5
0
元東京都副知事で現在も大学教授として活躍している青山氏の著作。286ページというボリュームと濃厚な内容で読み応えがあった。特に都市計画、福祉、危機管理への知見が素晴らしく、具体的な論述に頷くことばかり。最も肝に命じておきたい言葉「危機にあたっては、その組織の、その職員の、日頃の研鑽が、騙しようもなく、誤魔化しようもなく、試される。危機の本当の怖さと言うのは、実はそこにある。(略)すなわち危機管理で問われるのは、日常の職員の能力なのである。特別の力ではない。」2015/01/08