内容説明
「行政機関の保有する情報の公開に関する法律(情報公開法)」は、1999年5月7日に制定されました。本書は、この間の立法経過を踏まえ、情報公開法を解説したものです。特に、情報公開請求の手続に従いながら、情報公開請求者や法律実務家、自治体関係者において、情報公開法の立法趣旨を踏まえた解釈運用に役立つことを主眼とし、また、手数料、裁判管轄、不開示情報の範囲等については、法律施行4年後に見直すまでの解釈運用と立法上の課題を掲げました。
目次
第1章 情報公開法による情報公開請求(情報公開制度の概要;情報公開法とは―目的 ほか)
第2章 情報公開請求が不開示となるとき(行政文書の開示義務;部分開示 ほか)
第3章 不開示決定・開示決定を争う(不服申立てと裁判;不服申立ての手続 ほか)
第4章 情報公開に関連する諸制度(行政文書の管理;行政機関の保有する情報の提供に関する施策の充実 ほか)