世界物語大事典

ミラー，ローラ【総合編集】〈Ｍｉｌｌｅｒ，Ｌａｕｒａ〉/巽 孝之【日本語版監修】/越前 敏弥【訳】

三省堂（2019/10発売）

• サイズ B5判／ページ数 320p／高さ 25cm
• 商品コード 9784385162430
• NDC分類 902
• Cコード C0590

出版社内容情報

空想の王国や不思議の国を舞台にした世界の文学作品を集めたブックガイド。４千年に及ぶ物語の歴史を網羅、『ギルガメシュ叙事詩』や神話伝説から、近現代のＳＦ・ファンタジー・幻想文学の名作まで、世界各国の専門家による解説で紹介。美しく貴重な図版満載、オールカラーの豪華本で、プレゼントにも最適。

内容説明

不思議な世界を散歩してみよう！鋭く、美しく、わかりやすい、最高のガイドブック。

目次

１　古代の神話と伝説（ＵＰ　ＴＯ　１７００）（作者不明　ギルガメシュ叙事詩（紀元前１７５０年ごろ）
ホメロス　オデュッセイア（紀元前７２５年ごろ～６７５年ごろ）　ほか）
２　科学とロマン主義（１７０１‐１９００）（ジョナサン・スウィフト　ガリヴァー旅行記（１７２６年）
ルズヴィ・ホルベア　ニルス・クリムの地下世界への旅（１７４１年）　ほか）
３　ファンタジーの黄金時代（１９０１‐１９４５）（Ｊ．Ｍ．バリー　ケンジントン公園のピーター・パン（１９０６年）
アーサー・コナン・ドイル　失われた世界（１９１２年）　ほか）
４　新しい世界の秩序（１９４６‐１９８０）（マーヴィン・ピーク　ゴーメンガースト（１９４６年～５９年）
ジョージ・オーウェル　一九八四年（１９４９年）　ほか）
５　コンピューター時代（１９８１‐ＰＲＥＳＥＮＴ）（スティーヴン・キング　“ダークタワー”シリーズ（１９８２年～２０１２年）
テリー・プラチェット　“ディスクワールド”シリーズ（１９８３年～２０１５年）　ほか）

著者等紹介

ミラー，ローラ［ミラー，ローラ］ ［Ｍｉｌｌｅｒ，Ｌａｕｒａ］
ニューヨークを拠点に活動するジャーナリスト、評論家。サロン・ドット・コムの共同設立者で、ウェブサイト「スレート」のコラムニストでもある。「ザ・ニューヨーカー」「ハーパーズ」「ガーディアン」「ニューヨーク・タイムズ」などに寄稿

巽孝之［タツミタカユキ］
アメリカ文学者、ＳＦ評論家、慶應義塾大学教授。１９５５年生まれ。コーネル大学大学院博士課程修了

越前敏弥［エチゼントシヤ］
文芸翻訳者。１９６１年生まれ。東京大学文学部国文科卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[タナカ電子出版]

この本は大量の挿し絵や写真満載で芸術性豊かな事典には仕上がっていますが☺️少し気に入りません💔それもそのはず、著者はニューヨークのジャーナリスト ローラ・ミラー結局アメリカさん視点で集められた物語なのです😢よって世界物語大事典には古事記もない三國志もない…残念な世界物語大事典なんです…

2020/01/27

[くさてる]

古代神話(「ギルガメッシュ叙事詩」や「オデュッセイア」）から2000年代の作品(「ハンガーゲーム」や「１Q84」）まで、「想像の中にしか存在しえない土地を描き出す」物語のブックガイド。オールカラーで挿絵や書影も紹介していて、読みごたえがあります。選定されている作品も、神話に始まり、SFやファンタジー作品だけでなく奇想を描いたディストピア作品まで幅広く、興味をそそられました。読書好きにはおすすめです。

2020/01/04

[Akito Yoshiue]

ブックガイドとして秀逸。

2019/12/20

[blue_elephant]

紹介される物語に関する資料的絵画や写真などもカラーで掲載されている。時代ごとのカテゴリーで分けられる物語の辞典は、やはり一家に一冊あるのが望ましい。様々な執筆者による物語の案内なので面白くて楽しめる。

2020/01/12

[海星梨]

こういう本の紹介という本を読み通すのは初めてかな。最初の方は真面目に全文読んでたけど、結構ふわふわした哲学的な文章なので、最終章はほぼ読んでない。パラパラ読む練習をしたいんだよな。つい通読してしまう。いくつかは読んでみようと思う。こういうの翻訳するなら、日本語訳の本のリストもつけてほしい。未翻訳とかも添えて。

2024/04/13