出版社内容情報
社会学の基礎を図解とイラストを豊富に用いてわかりやすく解説。アイデンティティの問題、犯罪や貧困など、身近な話題をとりあげる。社会学の基礎を図解とイラストを豊富に用いてわかりやすく解説。アイデンティティの問題、社会制度、犯罪や貧困、グローバリズム、文化とメディアなど、身近で広範な話題をとりあげる。LGBTやフェミニズム、監視社会など、学校ではあまり扱われないテーマの解説も充実。読み物として楽しめる人物コラム付き。
クリス・ユール[クリスユール]
著・文・その他
クリストファー・ソープ[クリストファーソープ]
著・文・その他
ミーガン・トッド[ミーガントッド]
監修
田中 真知[タナカマチ]
翻訳
内容説明
どうして世界はこんなに不公平なのか?はじめて学ぶ社会学ガイドブック。
目次
私ってだれ?(私のアイデンティティって何?;女の子、男の子 ほか)
社会は存在するのか?(学校は何を教えるの?;制度って、いいものなの? ほか)
なぜすべてが悪くなるのか?(なぜ人は罪を犯すのか?;人物紹介 エミール・デュルケーム ほか)
どうして世界はこんなに不公平なのか?(スーパーリッチ;富と地位 ほか)
現代の文化(我買う、ゆえに我あり?;文化とは何か? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
39
じっくり時間をかけて読みました。生きた社会学は現代を読み解くのに役に立つ。今回、本書で気になった項目は、「だれが、何をニュースであると決めるのか?」です。そして、ニュースの番人(ジャーナリスト、編集者、メディア企業のオーナー 等)のあり方は、これまで以上に注視していかなければならない。2023/09/16
momogaga
36
積ん読解消。2018年購入。これからの社会をどう変えていけば良いかのヒントを与えてくれる。座右の書としてこれからも読む続けます。2020/02/23
りょうみや
16
これまで見た社会学の本の中で、最も絵が多くカラフルなもの。タイトルの通り、高校生を念頭に置いた社会学の入門書だろうか。内容は最低限かつ本質的な社会学の考え方を押さえているように見える。高校の地理・歴史だけの社会で本当はこれくらいの内容は教えてほしいと思っている。またこの本で「10代からの~図鑑」シリーズがあることを知った。哲学図鑑、心理学図鑑も目を通してみたい。2019/01/06
shikada
9
社会制度(家族、教育、人種、性別、宗教、政府など)が人間にどういう影響を与えているか、社会学の研究領域をざっくり紹介する1冊。10代と言わず、社会人が読んでも大いに勉強になる一冊だと思う。各分野の専門家と、その大まかな主張をわかりやすく紹介してくれていて、特にアーリー・ホックシールドの「感情規則」の話が面白かった。いわく、人は状況に応じて特定の感情をもつように期待されている。たとえば「結婚や出世をすると幸せを感じる」とか。だから、感情は自分が100%決めるものでなく、ある程度社会的な規則に規定されている。2024/07/31
lovemys
6
読めば読むほど深く考えられる。ボーッと生きちゃダメってことだね。2021/05/18