内容説明
この本で16世紀トルコのモスクを訪ね、モスクの中がどのようになっていたか、驚異に満ちたイスラム世界がどのように生まれたか、自分の目で発見してみよう。オールカラーの素晴らしい断面図が、イスラムの偉大な文明と芸術をいきいきと再現してくれる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
4
イスラムの初めから説きおこす。多神教の遊牧民族群に一神教の信仰を唱道し広めたマホメット。ヘジュラ暦はその事業の転機を元年とす。ローマ帝国の崩壊でヨーロッパ文明が落ちぶれた時期、イスラム文化圏は一体感ある「イスラム国」。20世紀に「サラセン帝国」と呼んだのは、外部からの呼称ということ。“IS”はそれの復活を目指している原理主義なわけだ。都市で一番立派な建物は王宮ではなくモスクで、宏壮なドームに抽象や草木模様、宝石で飾り立ててある/「バッキンガム宮殿をモスクに」とロンドンでデモする教徒「女王は改宗するか追放」2019/03/19