ぼくたちの外国語学部

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784384096460
  • NDC分類 807
  • Cコード C0080

出版社内容情報

≪外国語を学ぶとはどういうことか≫ これから「外国語」の話をしよう。外国語学部とは何か、外国語学部生とはどういう大学生か、そもそも現代日本にとって外国語とは何か。


世間には、外国語学習を推奨する一方で、それだけではダメだという考えが根強い。外国語はできて当たり前。それに加えてコ ンピュータとか、あとはなんだかよく分からない資格をあれこれ取って、はじめて社会に有用な人間となる。就職難の昨今、外国語だけでは自分を売り込むセー ルスポイントにならないというわけだ。そういう観点からすれば、外国語なんて就職活動のときに自らを飾るアクセサリーの一つにすぎない。
そう考えるから、外国語しか学べない外国語学部は人気がない。
だが、本当にそうなのだろうか。

…本書はいろいろな読み方ができる。単なる大学生の日常を描写したエッセイとも読めるし、外国語学部論にも読める。どう捉えようが、それは読者が判断することである。ただ、何か情報を得ようとか、知識を増やそうと考えて読んだ人は、肩すかしをくらうことになる。それはわたしの著書すべてにいえることだろう。読書に実用を求めることが嫌いなのだ。(本文より)

【著者紹介】
1964年東京都生まれ。上智大学卒業。東京大学大学院修了。東京工業大学助教授、明治大学助教授などを歴任し、ロシア語、英語、言語学を担当。現在は、専任を持たず且つ専攻言語のみにとらわれないという意味での「フリーランス」語学教師として、執筆と講演を中心に活動中。専門はスラブ語学、言語学。2001‾2002年度NHKテレビ「ロシア語会話」、2008年度NHKラジオ「まいにちロシア語」講師。

著書に『ぼくたちの英語』『初級ロシア語文法』(以上、三修社)、『羊皮紙に眠る文字たち』『外国語の水曜日』『その他の外国語』『ロシア語の余白』(以上、現代書館)、『ロシア語のかたち』『ロシア語のしくみ』『ニューエクスプレス ロシア語』『にぎやかな外国語の世界』『ことばは変わる』(以上、白水社)、『ウクライナ語基礎1500語』『ベラルーシ語基礎1500語』(以上、大学書林)、『ポケットいっぱいの外国語』(講談社)、『はじめての言語学』『世界の言語入門』(以上、講談社現代新書)、『語学はやり直せる!』(角川oneテーマ21)、『大学生からの文章表現』(ちくま新書)、『外国語をはじめる前に』(ちくまプリマー新書)がある。

内容説明

「外国語を学ぶ」とは?外国語学部とは何か、外国語学部生とはどういう大学生か、そもそも現代日本にとって外国語とは何か。単なる大学生の日常を描写したエッセイとも、外国語学部論にも読める本。

目次

スギくんのインドネシア語
クワくんのドイツ語
ウメくんのハンガリー語
フジくんのポーランド語
サクラくんの日本語
最後の裏ゼミ、そして…

著者等紹介

黒田龍之助[クロダリュウノスケ]
1964年東京都生まれ。上智大学卒業。東京大学大学院修了。東京工業大学助教授、明治大学助教授などを歴任し、ロシア語、英語、言語学を担当。現在は、専任を持たず且つ専攻言語のみにとらわれないという意味での「フリーランス」語学教師として、執筆と講演を中心に活動中。専門はスラブ語学、言語学。2001~2002年度NHKテレビ「ロシア語会話」、2008年度および2013年度NHKラジオ「まいにちロシア語」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

376
外国語学部としか書かれてはいないが、ここで語られているのは東京外大であると思われる。当時、筆者は非常勤講師として専門科目である比較言語学と一般教養科目の言語学を担当していた。そして、そこで裏ゼミナールと称して、受講生たちと交流を深めていたのである。本書は、この裏ゼミの学生たちを描くことで、外国語を専攻している学生たちの様子、あるいはそもそも外国語を学ぶとはどういうことかを綴ったエッセイである。読んでいて面白くはあるが、著者の他の著作に比べると、外国語そのものの楽しみという点では、物足りない気がする。2019/01/20

yomineko@ヴィタリにゃん

72
今月初読書は尊敬して止まない黒田龍之介先生。外国語学部に憧れ続けているがやはり彼らは優秀、故に悩みも多い。多過ぎる。それを受け止める先生も大変!外国語は4つ以上学べ!はい!学んでおります!多国語学習の良さのお墨付き頂いて嬉しい。批判する人が結構いるので😢ロシア語需要ない!教えてくれと言われて教えていた事もあるが皆さんアルファベット時点で挫折なさるでござる😢留学も憧れるがお金も勉強も大変そう。先生は本を読む時間がなくなるから止めておけと。先生、色々と有難うございます😊フジ君の話不要でした!(笑)2023/07/01

サアベドラ

25
黒田先生が都内の某外語大の非常勤講師時代に出会った5人の学部生との日々を綴った本。本書を読めば外国語学部での生活がわかる・・・わけではないが(どの学生もちょっと変わってるので)、雰囲気は掴めるかもしれない。私は大学に入ってから外国語学習に目覚め(半分くらいは黒田先生の本のせいである)、かといって途中から編入する状況にもなかったので、外国語学部にはある種の憧れを抱いていた。なのでどの人の話も楽しく読めた。一番印象に残ったのはポーランド語の子。私も大学で一度挫折しかけた人間なので、思うところが多かった。2013/05/10

昭和っ子

16
大学の外国語学部で教える先生が、実用一点張りな外国語の学習からは得られない大切な事を、他ならぬ「外国語学部」でそれぞれ多様な外国語を学ぶ5人の学生たちに託して語っている。学ぶ事の動機を「役に立つ」のではなく「興味がある」というまっとうな物から遠ざけつつある昨今の風潮に一石を投じている。著者は「留学のマイナス面」の一つとして「本が読めない事」を挙げている。「外国語で難しい本を読む実力はないし日本語の本は手に入りにくい」「大学生の大切な時期に読書の出来ない一年は痛い」だと。我が子よ読んでおけよ!ラノベ以外も。2013/04/29

Tenouji

14
自分の大学生時代を思い出した。私は、ウメくんかサクラくんに近かったのではw。著者を慕ってくる学生のことを何気なく書いているようで、とてもよく練られた構成と内容。やはり、学びの場には、ナナメからアプローチするオジサンが必要なのだ。2018/04/07

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