内容説明
日本人が東京にあこがれ、フランス人がパリにあこがれるように、イギリス人がロンドンにあこがれることはない。茫漠たる緑に眠るイギリスの「田舎」に「田舎町」の文化を求め、その魅力を綴った好エッセイ。
目次
１ イングランド南部（伝説の宝庫―コーンウォール；陽気な中世の庶民―バース）
２ イングランド東部（ディケンズが愛した町―ベリー・セント・エドマンズ；黒獅子亭にて―ロング・メルフォード）
３ イングランド中部（人生の達人シェイクスピア―ストラトフォード・アポン・エイヴォン；アン・ハサウェイの家―ショタリー；オーウェルの墓―サットン・コートニー）
４ イングランド北部（ワーズワースの地を訪ねて―レイク・ディストリクト；日の丸のすすり泣き―カーライル）
５ ウェールズ（廃墟の列―ワイ河流域；羊とケルト人の末裔の国―ウェールズ）
６ スコットランド（スコットランド１の人気詩人バーンズ―エア・シャー；伝説の湖―ネス湖とローモンド湖）
７ イギリスの田舎町から・ケンブリッジ（イギリス人のお古好き；大英帝国の隠れた遺産；大学図書館；クリストファー・コーンフォード教授）ほか
