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出版社内容情報
世界の複雑さを受け止め、よりよく生きるための理論
日々の生活のなかで接するさまざまな「異」とどのように向き合い、どのように違和感・摩擦・対立を乗り越え、建設的な関係を構築していくのかを考え、学ぶための一冊。異文化コミュニケーション学の基礎知識から、知覚構成主義に基づく最新知見までをさまざまな具体例やトレーニングを通じて紹介します。
自文化中心主義から文化相対主義へ、そしてさらにその先へ、異文化感受性発達モデルを軸に「異」との関係をどう構築していくのかを考えます。「みんなちがって、みんないい。」とするだけにとどまらない、その先を考えるための思考の枠組みを提案していきます。
内容説明
異文化コミュニケーション―その基礎知識から、ミルトン・ベネット博士による知覚構成主義の理論をふまえた最前線まで。
目次
1 異はつくられる(現実感の構成―世界を見る目、現実を感じる心は、つくられている!;知覚と現実―見え方や聞こえ方の違いによって経験は変わる!;情報処理の多様性―文化の多様性も、神経回路の多様性も、異なる情報処理をもたらす! ほか)
2 異と出会う(エポケーとエンパシー―判断を止めると、新しい世界が見えてくる!;コンテクスト―コミュニケーションはコンテクスト抜きには語れない!;未発の異と異対面―見えなくなっているところの異に気づく! ほか)
3 異と生きる(社会的カテゴリーとステレオタイプ―固めた見かたをさせる頑固ものを、ほぐそう!;ポジショニング―1つのカテゴリーに、「居着く」のをやめる!;異文化感受性を発揮するナラティブ―過去の異文化体験を彩り、未来を引き寄せる! ほか)
著者等紹介
山本志都[ヤマモトシズ]
東海大学文学部英語文化コミュニケーション学科教授。上智大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程修了、博士(教育学)、ポートランド州立大学スピーチ・コミュニケーション研究科修士課程修了、修士
石黒武人[イシグロタケト]
立教大学異文化コミュニケーション学部准教授。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程修了、博士(異文化コミュニケーション学)
Bennett,Milton[BENNETT,MILTON] [Bennett,Milton]
Intercultural Development Research Institute所長。ミラノ・ビコッカ大学兼任教授。元ポートランド州立大学教授。ミネソタ大学大学院Department of Communication Studies and Sociologyで博士号を取得
岡部大祐[オカベダイスケ]
順天堂大学国際教養学部異文化コミュニケーション領域講師。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科国際コミュニケーション専攻博士後期課程修了、博士(国際コミュニケーション)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。