内容説明
本書は翻訳に興味を持ち、専業のプロとして、あるいは職場での仕事の一環として翻訳に取り組もうとする方々を対象に執筆。「入門編」「基礎編」「実践編」の3部構成となっている。
目次
入門編 翻訳をはじめる前に(翻訳の世界へようこそ―翻訳者の役割は広がっている;英語から日本語への翻訳(英日翻訳)
日本語から英語への翻訳(日英翻訳)
翻訳に役立つツールと方法)
基礎編 翻訳のコツをマスターしよう(英日翻訳;日英翻訳)
実践編 基礎編で学んだテクニックを応用してみよう(英日翻訳;日英翻訳)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いづむ
4
仕事にも役立つかと読んでみました。実践的だし各項の終わりに練習問題があるのがよい復習になります。間違いや良くない事例が出ているのもわかりやすい。直訳と意訳の間のどこで落ち着くかというのは、私にとっても永遠の課題ですが、やはりその文が何を目的に誰に伝えるために作成されているのか、というところが鍵になるというのに納得。翻訳に絶対の正解はないので、普段から言葉に敏感になって語彙を増やすこと、あとしっかり目的に適うようにわかりやすい表現ができることを目指したいです。(購入本)2014/05/09
にゃーごん
3
今の仕事を始めたての頃に買った本だが、当時は小難しく感じて早々に脱落し、数年間本棚でホコリを被っていた。久々に手に取ってみたら、結構いい内容。1冊に英日、日英が半分ずつで、練習問題がかなり多い。解説に割いているページはそんなに多くないにもかかわらず、読みごたえがある。こなれた日本語訳文を作るためのテクニックから、英文ライティングのルールまでカバーされている。初心者だけでなく、実務に慣れてきた中級者にもおすすめ。練習問題に手を付けなくても、とりあえず解説部分を読むだけでもいいと思う。2020/02/06
六花
3
豪州の大学で翻訳を勉強しており、講義と内容が被る部分もあったものの、様々な翻訳の技法が詰め込まれていたので新たな発見も多数あった。幼稚な翻訳文から抜け出したい人には絶好のテキストだと思う。2009/06/18
Michi
2
プレゼン資料の日➡︎英訳するの苦手〜と相談した所、これイイよ!と貸していただきました。練習問題つきで実践的です。2014/03/31
栗須
1
私は英日はすでに資格もとっているし、仕事もしているので、特に目新しい内容はなかった。セオリーはこれまでに読んだ本の引用が多かったし、本書であげられている訳例も「翻訳英文法」のように痺れるような文章ではない。産業翻訳向け。 日英翻訳については、初心者として学べるところが多々あった。また日英翻訳の部分に書かれている内容を逆にして英日にも当てはめることができるため、勉強になった。2014/08/20