内容説明
ドイツの暮らし、社会の仕組み、価値観を読み解く。
目次
自然と言葉
連邦共和国とは
都市と交通
環境と秩序
暮らしの中のキリスト教
女性をめぐる状況
住居と暮らし
食生活
資格を大切にする社会
教育の現場では
ドイツ人の働き方
ドイツ再統一から20年
社会的市場経済の国
「中欧の国」ドイツ
著者等紹介
岩村偉史[イワムラヒデフミ]
1953年山梨県に生まれる。1979年早稲田大学文学部前期博士課程(ドイツ文学専攻)修了。1980年~82年ドイツ・ハイデルベルク大学およびデュッセルドルフ大学に留学。1982年~85年ドイツ・ノルトライン・ヴェストファーレン州立日本語研究所研究員・講師。1986年より在日ドイツ連邦共和国大使館勤務。安全保障、労働・社会保障問題担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sibasiba
10
タイトル通り。2010年の本なので若干情報が古いが現代ドイツ入門書として良い本だと思う。日本との違いを丁寧に説明して分かりやすかった。環境問題に対する意識が高いのに自動車は別問題にしてしまうほど車好きだとか面白い。中央集権ではない連邦制についてや教育制度に興味を持った。2014/09/03
kunihiko@240mercer
4
ドイツの日本大使館にも勤務経験のある著者の、ドイツのあらゆる側面を解説したドイツ入門のよい本。日本と国土面積がほぼ同じで、平野丘陵部が多いこと、フランクフルトが北緯50度、ミュンヘンが北緯48度の一方日本の最北端は45度であり、ドイツでは冬は3時で暗くなり、夏はサマータイムもあり4時半に日があけ9時に沈むこと、連邦制(基本法にも規定)であること、教育をはじめ州の自治が大きいこと、参議院は州の代表であること、基本的には連邦議会(下院)の意思が(参議院で否決された場合も再可決により)法となること等等2011/11/27
いのふみ
3
時おり日本と比較してあることで分かりやすく読める。ドイツ人は日本人のさまざまな風習を見ると感嘆するようだが、私も、ともすれば退屈で発展性に欠けるきらいのあるが、勤勉で謹厳で実直なドイツ人的価値観に感嘆するのである(ステレオタイプな見方ではあると思うが)。日本とドイツは距離が離れていつつも深い地下水脈で繫がっており、親和性は高いのだろうかと考えたりもした。2014/10/01
ろーじゃ
2
ドイツ人が作る社会における特徴や問題を俯瞰するのに良い本です。扱う話題も広く浅くといった感じで、入門者向き。また、労働観や働き方が日本と全く違っていて面白かったです。そして羨ましい‥!2012/09/21
Y. Kawahara
0
図書館で借りて読んだ2014/08/04