内容説明
東西文明が交差したトルコ―ヒッタイト、古代ギリシャ、ビザンツ、オスマンの帝国の跡を辿る旅。幻想的なイラストが東西の十字路に漂う空気を伝える。
目次
海に漂うイスタンブール(祈りの広場;友だちの店 ほか)
ヒッタイトの風(ホカホカの手紙;ヘテ人はハッティ人? ほか)
アナトリア大地の記憶(遙かなる道を行く;迷路の地下都市 ほか)
ギリシア神話の風景(アマゾネスの末裔;古代エペソ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケロリーヌ@ベルばら同盟
17
彩色の影絵のようなカラーイラストと、版画風な白黒イラストが楽しいトルコ紀行。東西文明の十字路と称されるけれど、ヒッタイト王国から、アレキサンダー大王の東征、ギリシャ神話、ヘレニズム文明、キリスト教、イスラム教と、まさに混沌たる文明、宗教、歴史の坩堝だ。トルコという国は。筆者は、ボスポラス海峡からアナトリア高原、地中海へと周遊しながら、「オリエント急行殺人事件」「ツタンカーメン」「アラビアのロレンス」「ノアの箱舟」等々縦横に思考を巡らす。数々の歴史の舞台となって来たトルコの魅力が満載で、旅心を誘われました。2018/05/30
まーちん
0
教科書でしか見たことのない世界が目の前にあるってすごいことだなと思った。ギリシャ神話やキリスト教などいろんなものが詰まっていて魅力ある国、トルコ。もっと世界史を勉強していれば、色んなことがわかるのかもしれない。2010/01/23