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内容説明
なぜ「エヴァ」に魅了されたのか?登場人物の揺らぐ心、見えない心、あなたの心。心理学で読む、もうひとつの「エヴァ」の世界。
目次
プロローグ ロボットに乗るということ―「超父親」「超母親」としてのロボット
1 碇シンジの場合―繰り返される「見捨てられ体験」
2 碇シンジの場合―僕を「見捨てない」人たちがいる
3 綾波レイの場合―「かけがえのない命」に見覚めゆく少女
4 碇シンジの場合―シンジはどのように「ほめて」もらいたかったのか
5 碇ゲンドウの場合―本心の読めない分裂気質者
6 碇シンジの場合―「子宮回帰」と「再生」の往復運動
7 葛城ミサトの場合―父親の死を受容するまでの回り道
8 赤木ナオコ&リツコの場合―最後には女であることを選ぶ天才科学者
9 惣流・アスカ・ラングレーの場合―役割への過剰適応
10 渚カヲルの場合―シンジの「影」
11 碇シンジの場合―Take care of yourself.
12 それぞれの補完―「ぬか喜び」と「自己嫌悪」の繰り返しを乗り越えて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むぎ
3
これを読んでから旧劇を観たので、初見でも内容が理解できてありがたかったです。エヴァンゲリオンってすごくおもしろいのですが、出てくる用語とか聞き慣れないものが多かったり、全てを語らない登場人物が多いので、これを読んで「そういうことだったのか!」と納得できてスッキリしました。それから、心理学や聖書などにすごく興味を持ちました。いろいろ勉強してみたい!2021/01/27
ありこ
2
エヴァンゲリオンの登場人物達の心の動きが、心理学と精神医学によって解説されています。心の壁によって心を傷付けては修復し、傷付けては修復するその繰り返しの仕組みが分かりました。2015/02/23
あめこー
0
旧劇場版までの作品について、心理学的、宗教的な知見からの考察がされている。エヴァンゲリオンを観たことがない人にでも分かりやすいようにシナリオが言語化されている。各キャラクターの行動・言動から心理学的分析がなされている。ここまでエヴァを紐解いて観ている人がいることに、原作の価値を感じる。僕もキャラクターに感情移入、自己投影した観客の一人なので、この本は読み込めた。2013/01/14
memoma
0
十数年ぶりの再読。「自分のエヴァ」を持っていないと絶対書けないとてもいい本。旧劇場版に言及している数少ない本でもある。2010/08/17
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