出版社内容情報
激動のドイツ社会と真摯に向き合い、言葉の力を信じて創作活動を続ける作家「フォルカー・ブラウン」。1998年春の変革期から、1990年10月3日再統一を経て現在に至る間に発表された著者の代表作を集めました。
内容説明
本邦初訳!激動のドイツ社会と真摯に向き合い、言葉の力を信じて創作活動を続ける作家フォルカー・ブラウン。一九八八年春の変革期“ヴェンデ”から、一九九〇年一〇月三日のドイツ再統一、そして現在に至る期間に発表されたブラウンの代表的作品を紹介。
目次
第1部 詩(一九八九年十月十一日、ベルリーナー・アンサンブル四十年目のシーズン開幕へのプロローグ;九曲橋 ほか)
第2部 短篇小説(メッセージ;処罰 ほか)
第3部 戯曲(過渡期の社会;ブランデンブルクの埃)
第4部 評論(自由の経験;一九九〇年十月三日 ほか)
著者等紹介
ブラウン,フォルカー[ブラウン,フォルカー][Braun,Volker]
1939年ドレスデンに生まれる。印刷工、紘山労働の仕事に従事した後、ライプツィヒ大学で哲学を修める。学生時代から詩を書き始め、詩や自伝的短篇小説で注目を浴びる。60年代半ばから活動の拠点をベルリンに移し、劇場の座付き作家として活躍。詩・短篇小説・戯曲・評論の各分野で、社会主義の抱える問題と批判的に対決し、社会革新のために奮闘する。ドイツ統一後も敗者の立場にたって、貧困・難民・老人問題など、古くて新しい問題と取り組んでいる
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