内容説明
ミヒャエル・クッピシュは15歳の男の子。太陽通り(ゾンネンアレー)で「ベルリンの壁」の近くに住んでいる。ゾンネンアレーは、西ベルリンから長く続く道で、最後の六十メートルだけが東ベルリンにある。あとちょっとで西側に住めたのに、とミヒャは思う。ローリング・ストーンズは「禁止」、外国に行くことも「禁止」、初めてもらったラブレターだって、国境地帯に飛んでいって、拾うことさえできやしない!これはまだ東西ドイツがあった頃のお話。ミヒャと、彼をとりまくおかしな人々による「ベルリンの壁コメディー」。
著者等紹介
ブルスィヒ,トーマス[ブルスィヒ,トーマス][Brussig,Thomas]
1965年生まれ。ベルリン出身、東ベルリンで育つ。高校卒業後博物館守衛など様々な職についた後、社会学と演劇学を学ぶ。1991年Wasserfarben(未邦訳)でデビュー。1995年に発表したHelden wiewir(未邦訳)がベストセラーとなり、各国語に翻訳されたほか、舞台化、映画化もされた。『太陽通り―ゾンネンアレー』、Am k¨urzeren Ende der Sonnenallee(1999年)は第三作目の小説。同時に映画も上映され大ヒットした。最新作は『ピッチサイドの男』(原題:Leben bis M¨anner 2002年三修社刊)。ベルリン在住
浅井晶子[アサイショウコ]
1973年生まれ。京都大学人間環境学研究科博士後期課程在学中。現在、ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程留学中。フンボルト大学日本学科助手
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