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「飲食」というレッスン―フランスと日本の食卓から

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784384005462
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0095

内容説明

胃袋から頭へ、頭から胃袋へといった回路をへて、さらに意味が複雑になるのが飲食という行為なのかもしれない。飲食という行為に表れる複雑な文化性を楽しく考察する。

目次

はじめに 胃袋と頭は仲がいい?
1章 料理は変えられても、食べ方はそう変えられない―時間を食べる、空間を食べる
2章 食卓での分配と共有を考える―どうやって人と食べるか
3章 食卓にアルコール飲料は欠かせない―食べながら飲むか、飲みながら食べるか
4章 日本人は飲食をどう表現してきたか―飲食をめぐる“想像力”=“創造力”のあり方
5章 西欧の人々が飲食をどうとらえてきたか―飲食をめぐる想像力が創造力になっていく過程
6章 味覚は裏切らない―身体に刻まれた味の記憶
7章 鱧の皮ではブイヤベースは作れない―土地のイメージと結びつく飲食

著者等紹介

福田育弘[フクダイクヒロ]
早稲田大学教育・総合科学学術院教育学部複合文化学科教授。1955年名古屋生まれ。早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士後期課程中退。1985年から88年まで、フランス政府給費留学生としてパリ第3大学博士課程に留学。1991年流通経済大学専任講師、1993年同助教授を経て、1995年早稲田大学教育学部専任講師、1996年同助教授、2002年より同教授。その間、2000‐2001年に南仏のエックス・アン・プロヴァンス大学で在外研究。専門は、複合文化学(とくにポストコロニアルの文化と文学、飲食表象論)、フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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茶坊主

3
図書館本 料理や調理法の比較ではなく、「食事行為」にまつわる 「文化的背景」や「捉え方」を読みといていく。 比較されるのは、主に日本とフランス。 家族それぞれの食器が特定されず、決められた順番に料理が提供されるフランスと、料理は一度に並べられるけど、 それぞれの食器が決まっている日本、という眼の付け所は 面白かった。 後半の、それぞれの国の映画や文学での食事の描き方の違いも楽しかった ・・途中から「表象性」とか観念的な言葉がやたら出てきて、最後は何の話だったか、よくわからなくなった・・・ 2019/09/16

Tomomi Hori

0
平易に書かれ、かつフランスが比較対象でなんとなく手に取りやすい、食文化研究。いろいろと参考文献もちりばめられ、学部レベルの教科書によさげ。

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